2017-02-28

Bogota.2017.2.17.cloudy





ホステル近くの教会前、小さな広場。
スーパーマーケットのカートいっぱいに植物を入れてやってきたおじさん。木のまわりに植物を並べて、小さな園芸屋さんの完成。

しばらくお水をあげたり、新聞を読んだりしていたのだけれど、突然立ち上がって走り出す。

どうやらお友達を見つけたよう。

そして、そのままどこかへ行ってしまった。


そういう瞬間はとても愛しい。


2017-02-26

Bogota.2017.2.16.sunny





さっそくボゴタの街を散策。
思っていたよりもザワザワとしていて、とにかくバスやタクシーが多い。


街の中心は、少しだけ香港ににている気がした。色合いだとか道だとか。ほんの一瞬だけれど。



ホステルで会った韓国人の女の子も、
"どことなく韓国に似ていている気がする。
何が とか どこが とかは分からないけれど。でも私は好きよ。"
と言っていた。


なんとなく、言いたいことは分かる気がする。


:


全然違う場所なのに、東南アジアに雰囲気が似ているところもある。
そう思うと、やっぱり人間は同じ人種なのだなと思う。



2017-02-25

Salento-Bogota.2017.2.15.sunny





朝7時45分。
宿すぐ横発のバスに乗ってアルメニアへ。そしてアルメニアに到着して、15分後の9時に出発のバスチケットを購入してボゴタを目指す。


:


前回のイピアレスからポパヤンまでの道で酔ってしまったので、サレントで買った酔い止め薬を飲む。


:


12時頃、1度目がさめる。
食事休憩時間のようだった。ただ私はヨダレが垂れるほど爆睡してしまい、そのままバスに残る。


:


ふわふわと眠って、気がつけば午後4時。窓の外を見ると、街の中を走っていた。


:


ボゴタのバスターミナルには、17時30分に到着。


:


しかし起きている時間の方が少なかった。酔い止めというよりも睡眠薬と言っていいくらいに強かった。これはバスの盗難にあってもおかしくない。
使う場所を選ばなくては。


ホステルに到着しても、ぼやぼやと眠い。
でもおかげさまでバス酔いはせずに済んだのだった。



* Salento - Armenia /  1h  4200cop
     Armenia - Bogota / 8h 35000cop


2017-02-24

Salento.2017.2.14.sunny





朝からサレントの村を散策。
とても小さな村なのですぐにひとまわり。

小さな家のドアはどれもカラフル。
現地の人とすれ違うとニコリと笑って"こんにちは"と挨拶をくれる。
とても穏やかな場所。

それだけではなく、不思議なことに観光客にも挨拶をもらう。なので私も目が合えばご挨拶。


:


そして、そして、男性の格好が素敵。
鼻の下にヒゲを蓄えて、チェックのシャツに、ジーンズ、長靴を、はいて大きなハットをかぶっている。
時々ポンチョを羽織っている人も見かける。

そして馬をさっそうと乗りこなす姿はもう、まさにカーボウイ!

メイン通りにはビリヤード台もあるバーがあり、そんな格好をしたおじさんたちがビールを飲んでいる。

今日はみんなでサッカー観戦をしていて、呼ばれて私も入り口からちょこっとこっそりと覗き込む。

夕方には制服を着た娘さんと手をつないで歩いている姿を見かける。


:


少し前のキューバのことをタイムカプセルのようと表現した文を読んだことがあるけれど、キューバだけでなくて実はそういう場所はたくさんあるのだと思う。



2017-02-23

Salento.2017.2.13.sunny






コロンビア滞在を伸ばしたのには理由があって、その1つがコーヒー農園を見学できるからだった。


:


村の中心からジープに乗っても行けるけれど、せっかく晴れているので歩いてコーヒー農園へ向かう。おやつにりんごを持って。

気持ちのよい山の中をてくてくと歩いていく。道は下り坂なのでとても楽。途中で何度かジープが通るものの、鳥の声が聞こえてきたりと、とても静か。


:


サレントで有名なコーヒー農園は、2つある。
それぞれ近くにあり、余裕があれは2つ見に行こうと思っていた。


:


初めに訪れた農園は、Don Elias。
8000ペソ。

英語のツアーもあると聞いていたけれど、私が到着した時にちょうどツアーが始まったようで若干無理やりスペイン語ツアーに参加させられる。

ツアー内の他のお客さんが英語に訳してくれたけれど、もうそれが申し訳なくて。せっかくお金を払ってきているのに。最後にたくさんお礼を言ってお別れ。

なんとなく腑に落ちないというか、イマイチなツアー。


:


迷ったけれどまだ時間も余裕があるのでもう1つの農園、Finca El Ocaso にも行ってみることにした。
15000ペソ。

ツアーの時間帯も決まっていて、見た感じしっかりとしていて、チケットももらう。


:


ツアーの案内を担当するのは、ジャスミンさん。

10人ほど集まって、初めに自己紹介。フランス、カナダ、ポーランドと国籍も様々。

パネルを使ってコーヒー豆になるまでの説明があり、実際にコーヒーの木を見せてもらう。

それから、農園の中から自分で赤いコーヒーの実を探して収穫。なかなか見つけられないでいたらカナダ人のおじいちゃん(70歳にはとても見えないスラリとしたおじいちゃん)のリーさんが、"こっちにあるよ"と教えてくれて無事に収穫。

ジャスミンさんに"食べてごらん"と言われてコーヒーの赤い実を口にすると、ぶどうのように甘い。

それから工場を見せてもらったり。
コロンビアは他の国と違って、そういっ収穫等は手で作業をしているそう。(ざっくり)

最後はコーヒーを淹れて頂き、終了。
おいしくて、満足。


説明があって、農園内を見学して、コーヒーを飲んで、という流れはどちらも同じ。
倍の値段するけれど、2つめの方が私には合っていた。

1つめは、システムがふわふわと曖昧であったことと、ガツガツくる方(日本人なのに珍しく)がいたため、落ち着いて見ることができなかった。なんとなく、ツアーは誰か1人が出しゃばってしまうと他の人は写真も撮れなくなってしまうし、そのもの自体もよく見えなくなってしまうので、みんな平等であってほしいと思う。


2つめは、システムがしっかりしていて説明も分かりやすかった。何より自分で赤い実を収穫できたり体験できることがよかった。
それから集まった人も穏やかで、譲り合ったり、笑いがおきたり、となかなかよかった。

結構インターネットでも評価はバラバラで、参加した人やタイミングなのだなと思う。

とにかく、コロンビアでの目的は達成。



P.S.

ちなみにコロンビアではコーヒーのことを"tinto (ティント)"と呼ぶ。
直訳すると"赤"という意味。おそらくコーヒーの赤い実を指すのだと思われる。

商店などで頼めば700cop(約30円)で、飲むことができる。

2017-02-22

Popayan-Salento.2017.2.12.rainy-sunny

  



白い街と呼ばれるポパヤンでは、体調不良でほとんど街を歩けず写真もあまり撮らずに終わってしまった2泊3日。


:


朝6時。
昨夜から大雨で、雨の中バスターミナルへ向かう。


:

7時出発のバスチケットを買ったはずなのだけれど、なんだかんだで7時30分に
到着。

またくねくねした山道を通るのかと思いきや、街中を通ることが多く、ミニバンだったためか早くにカリという街に到着。

ここでほどんどの人が降りてしまった。
私はすぐに売店へ行って、小さなサンドイッチとエンパナーダを買う。

ここにきて食欲復活。

その後も道はゆるやかで13時前に、アルメニアのバスターミナルに到着する。

ポパヤンと違い、もう少し緩やかな雰囲気が出ている。
東南アジアに似ているけれど、違うのは空気の冷たさ。

それからさらにミニバスに乗って、サレントと呼ばれる小さな村へ向かう。

バスは乗ってすぐの13時15分に出発。
バスが動き始めた瞬間、窓越しにアルメニアまで一緒だったおじさんと目が合う。

お互いに手を振ってお別れ。

本当に一瞬のこういった瞬間がとても好きだったりする。


:


町から山の中へ。
約1時間ほどでサレントの村に到着。


荷物を置いて半袖に着替えてさっそく村を散策。

とても可愛らし村で、思っていたよりもずっとツーリスティック。

日曜日だからかたくさんの人で賑わっていた。

それでも久しぶりにこういう場所に来たからか、少し心が浮かれている。
(同じコロンビアでもイピアレスとはだいぶ雰囲気が違う)

よい滞在になりそう。



P.S.
写真はポパヤン。

* Popayan - Armenia /  5h  39000cop
     Armenia - Salento / 1h 4200cop

2017-02-21

Ipiales-Popayan.2017.2.10.sunny





昨日は食べたものを戻してしまったものの、体調は少しずつよくなっているような気がする。


:


ホテルを出て、すぐ目の前のバスターミナルへ。

朝7時ちょうどにバスは出発。


:

話には聞いたけれど、山道を通るので細かなカーブがとにかく多い。
バスではそんなに酔わない私も、休憩でバスを降りると頭の中がぐるぐるとしている。

そして何と言っても山道(斜面)が苦手なのでずっと祈り続けて、グッタリ。


:


16時頃、無事に目的地のポパヤンに到着。

体がふらふらしてるし、戻しそうなほどに気持ち悪い。

シャワーを浴びて、すぐに横になった。


* Ipiales - Popayan / 9h  30000cop

2017-02-19

Ipiales.2017.2.9.sunny





先日無理をしたせいか、まだ体が重く、食欲がない。

セントラルを少し歩いて、ソフトクリームを食べて、明日朝初のバスのチケットを買って今日はおしまい。

それにしても坂道がすごい。
毎日ここを通って通勤通学しているなんて、すごい。


Quito-Ipiales.2017.2.8.sunny





今日は国境を越えて、コロンビアへ向かう。


コロンビアへ陸路で向かう方法は、多分2つある。

1つ目は、国際バスでそのままダイレクトでボゴタか大きな街へ。

2つ目は、ローカルバスとタクシーを乗り継いで行く方法。

1つ目は曜日が決まっている上、出発時間が当日にならないと分からないという。(リマからはるばるやってくるバスらしい)ということは、到着時間も何時になるか分からない。

面倒臭がりの私はダイレクトバスで行きたいと思っていたけれど、前回のリマからキトのようなハラハラとした移動はもうたくさん。
それに思っていたよりも、コロンビアがおもしろそうな場所が多そうだったので、寄り道をしてボゴタへ向かうため、2つ目の方法をとることにした。


:


毎月くる腹痛週間。
体のコンディションはあまりよくない。チケットを買ったわけではないので、今日出発をしなくてもよいけれど、あまり日数もないので重い荷物を引いてホステルを出る。


:


朝7時前のキトの街は、まだ少し薄暗いけれど人の通りは十分で、ホステルから歩いて10分ほどのトロリーの駅へ。

駅にたくさんの人が並んでいる中、大きな荷物を持っているので恐縮しながらも、自分の乗るバスを待つ。

何本もバスを見送って15分。
ようやくカルセレンバスターミナルへ向かうC-5のバスに乗る。

駅にはたくさんの人が待っていたけれど、行き先がみんなバラバラのせいか私が乗ったバスも立っているひとは2.3人程度だった。
意気込んで来たもののちょっと拍子抜けと、安心。

結局、このトロリーバスもエコビアもいまいち違いや仕組みがわからなかった、私にとって不思議な乗り物。


:


1時間ほど揺られて、カルセレンバスターミナルに到着。
ターミナルはそんなに広くはなく、チケット売り場も小さい窓口がいくつも並んでいるだけだった。

エクアドル国境の町・トゥルカン行きのチケットが買えると聞いていた7番窓口へ向かうと、9番窓口のお兄さんも"こっちもトゥルカン行きのチケットあるよ!あるよ!"と激しい呼び込みをしてくる。
え?え?とキョロキョロしていると、7番窓口のおじさんは、"あいつは頭がおかしいから"と言うように人差し指をこめかみに当てた。

とりあえず、7番窓口でチケットを買おうと値段を聞くと、12ドル。相場の約2倍の値段だった。

頭がおかしいのはこっちだった。

エクアドルでボラれたりということはなかったので、最後の最後で驚く。


私は静かに頷いて9番窓口を指差して、さよならを言った。
9番窓口では相場の6.50ドルで購入しバスに乗る。

バスは思っていたよりもずっと乗り心地がよく綺麗だった。


:


バスの中はなんと満席。
体が重いのもあり、出発してすぐに眠ってしまった。


:


起きるとバスは山の中を走っていて、外から入ってくる風が涼しくて気持ちがよかった。

キトからトゥルカンへは5時間もかからずに到着。バスを降りると一緒のバスに乗っていた女性2人ににどこへ行くのか聞かれる。

そうしてもう1人男性も加わって、大人4人と子供1人で国境までタクシーをシェアすることに。
3.50ドルから1ドル払えば良いだけになったので助かる。


:


エクアドル出国場所でお別れをして、出国スタンプを押してもらい、
橋を渡る。

コロンビア側でも問題なく入国。

長蛇の列が…と聞いていたのでかなりスムーズに出入国が済んだことにほっとする。

コロンビアのスタンプを押してもらうとすぐに近くのお兄さんに話しかけられ、3ドルで目的のイピアレスという街まで連れて行ってくれることに。

:


14時過ぎ頃、目的のホテルへ到着。
やっぱり早い時間の到着はよい。

ホテルに到着して、一休みして、バスターミナルでお金をおろしたら、またホテルに戻ってベットに寝ころがる。

思っていたよりも体は疲れていて、酷い寒気と頭痛。

今日もはやめにおやすみなさい。


P.S.
イピアレスのバスターミナルは噂通りカラフル。

* Quito- Ipiales / 7h  $10.5


2017-02-18

Quito.2017.2.7.sunny





なんだかんだで12日間滞在したキト。そんなキトも今日で最後。

郵便局でお手紙を出して、ごはんを食べて、いつもの公園でぼんやりする。


:


それほど暑くなく、ちょうどよい具合に日影もあり、屋台もあり、もちろんバナナもあり、そして素晴らしい公園があるキトはとても心地よかった。
まさかこんなに長居をするとは思わなかったけれど、よい場所だった。

明日は朝から移動。
今日は はやめにおやすみなさい。



2017-02-17

Quito.2017.2.6.sunny





大学を出て入った会社を、私は1年もたたずに辞めてしまった。

今何をすべきなのか、今何をしているのか、自分がいつ寝ているのか、いつごはんを食べているのか、働いているうちにそういった生活のことがグラグラと分からなくなってしまった。


仕事は全くもってできなかったのに、辞める時には、他の部署の方も心配をしてくださったり、残念がってくださったりと、本当に素敵な方々がいた職場だった。

ただ、私にとって、その環境はあまりに過酷だった。そして本当に向いていないのだと分かった。

何年もそういうハードな業界に居続けるのはすごいと、お仕事をしている方を尊敬する。
正直、私はもう2度としたくない。


:


そうして次の仕事を見つける約3ヶ月は、ほとんど何も考えずに過ごした。
図書館へ行って読みたかった本を読んだし、観たかった映画をひたすら観続けたりしたし、地元の大好きな喫茶店へコーヒーを飲みに行った。
そして、なによりもたくさんの日の光を浴びた。


朝起きてごはんを食べて、光を浴びて、夜きちんとした時間に眠れることが、泣き出してしまうくらいに、それはそれは嬉しくて幸せなのだった。


そう、それから、ほんの少しの植物園巡りもした。
誰もいない朝の温室の中で、ただじっとしたりした。とてもあたたかくて、本当にとても救われた。

ということを、
傘をさしながらの温室の中でふわふわと思い出したのだった。



2017-02-15

Quito.2017.2.4.sunny





"ソフトクリーム通り"
と私が勝手に呼んでる通りがある。

目立つ色のエプロンをしてキャップをかぶったお姉さんお兄さん達が、ソフトクリームを持ってウロウロしているのだ。

はじめは何かと思ったら、その道を走るドライバーさんにソフトクリームを販売している売り子さんだった。
もちろん、歩行者も買ってよし。

見ていると、ちょうど渋滞が起きる場所らしく、ソフトクリームはバンバン売れる。たまにソフトクリームのせいで渋滞になることもあるけれど。

中にはドライバーさんの方から注文をして、売り子さんがお店まで戻ってソフトクリームを調達しにいく姿も。
みんなバタバタと走り回って忙しそう。

ちなみに日曜日は車の通りも少ないのでこの光景は、平日限定のもよう。


お店によって微妙に味が異なる。
緑のお店はバニラ+チョコ。
オレンジのお店はバニラ+ストロベリー。
赤のお店もバニラ+ストロベリー。

もう少し奥に入った、
水色のお店もバニラ+ストロベリー。

同じバニラ+ストロベリーでも、つぶつぶの果肉が入った濃厚なものと、人工的なストロベリーだけれどクリーミーなもの。とお店によって味は微妙に異なる。

それでも全てのお店共通でお値段、なんと、50セント!(日本では400円くらいする普通の大きさ)

しかもおいしい!

おいしいソフトクリームを運んでくれる、夢のようなとても幸せな通りなのだ。



2017-02-14

Quito.2017.2.3.sunny





旧市街からエコビアに乗って30分ほど。新市街には"カロリーナ"という大きな公園がある。

カロリーナ公園は、マラソンもできるし、運動器具もあるし、サッカー場もあるしで、運動場エリアはスポーツを楽しんでいる人がたくさんいる。

公園の南の方には、池があって、少しいびつな"8"の形をしている。
そして、アヒルボートがプカプカと浮かんでいる。

近くの屋台でごはんを買って、この池の周りで食べて、ぼんやりするのが大好き。

もしかしたら、今まで訪れた公園の中で1番好きかもしれない。
こんな公園が近くにあったら本当に素敵。

お弁当を持って行って日が暮れるまで、ただただのんびりとしたい。


2017-02-13

Quito.2017.2.2.cloudy






"海外で現像をする"
と言うと"大丈夫なの?"と聞かれることが多々ある。
結構リスキーであるので、私自身も本当はあまりしたくはないのだけれど、自分が撮ったものがきちんと撮れているか気になってしまうし、ちょっと他国の写真屋さん事情が気になってしまうし、今まで目を覆うほどの酷い現像はされたことはなかったしで、現像に出している。

けれど今日、初めてかなり酷い現像をされてしまった。

出来上がったものを見て、唖然。
写真全体がフィルターがかかってしまったように、ブルーになっている。

正直言うと、そのお店に現像を出す前から嫌な予感はしていたのだけれど、時間の関係で仕方なく出してしまったのだった。


:


日本のきめ細やかで迅速な現像やプリントのサービスは世界一!と叫びたい。

自分自身も写真屋さんでアルバイトしていたけれど、現像液の管理、機械の掃除もしっかり習った。写真やフィルムを扱う時は手袋をして指紋が付かないようにしていた。
現像したフィルムをカットしてひとつひとつ丁寧にファイルにいれてくれるし、インデックスもついてくる(海外だとフィルムはそのまま紙袋にポイ、インデックスもつけてくれないことが多い)
それで1時間ほどの受け取りは素晴らしい…と帰国してフィルムを現像に出すたびに、私は何度も心のなかで店員さんに感謝するのだった。


以下ちょっとした各国写真屋さん事情。お店によっても異なるけれども。
大体は 現像+CD をお願いしている。
(日本では約1000円前後ほどで出来る) 


◎アルゼンチン・ブエノスアイレス
◎イタリア・ナポリ
◎香港
綺麗に現像をしてくれた。ナポリは600円ほど、香港は900円ほど。インデックス付き。


◎ペルー・ナスカ
とても意外なことに、ナスカの小さな写真屋さんがもう本当に綺麗に現像とプリントをしてくれたことが印象に残っている。現像とプリントをお願いした為、インデックス無し。


◯トルコ・イスタンブール
きちんとした現像。データ化する時にデータサイズによって値段も変わるのが良かった。300円ほど。インデックス付き。


△チリ・ビーニャデルマール
現像はあまり綺麗ではない。ところどころ汚れが入ってしまっていた。500円ほど。インデックス無し。


△タイ・バンコク
悪くはなかったけれど、高かった気が…。ぼられてしまったのかは謎。インデックス無し。


△ベトナム・ハノイ
あまり現像の需要がないのか一週間で仕上がったもののコントラストがすごい。そしてモヤがかかったような感じも。けれどハノイの感じが出ていて、これはこれでよいと思った。250円ほど。インデックス無し。


×グルジア・トビリシ
地下の小さな写真屋さんで日本の機械のお下がりを使っていた。(プリント機に"時々ストレッチをしましょう"という文字が書かれたテープが貼られていた)
3コマ分だけだけれど、フィルムにカピカピの白い汚れがこびり付いていた。400円ほど。インデックス無し。
近くに綺麗そうなお店があったのでそこだったらきちんと現像してくれたかも。


×キルギス・ビシュケク
現像自体は悪くないけれど、私の目の前で、現像した私のフィルムを素手で触ってクルクルと手遊び。こらこら。
おまけにCDデータに他のお客さんの写真が入っていた。こらこら。
250円ほど。インデックス無し。


?中国・北京
現像の値段と期間を聞いてみると、2週間かかってお値段2000円近く。2件聞いたけれどどちらも同じくらい。北京は色々なものが高い。お願いはしていない。

:


話は戻って。
お店の内装が白系統、余計なもの(カメラに関係ないアクセサリー類やイヤホンなど)を販売していないお店は綺麗に仕事をしてくれることが多い。

逆にお店の内装が黒系統、余計なものを販売していたり、現像に日にちがかかったりするお店は綺麗にしてくれないことが多い。

キトは特にその差がよく目に見えた。
綺麗なお店は綺麗な仕事をしてくれた。

現像してしまったものはもう元には戻らない。

7ドル。良い勉強代になった。


P.S
室内で撮影したものはわりかし無事で、チリで撮影したアボカドックが無事だったことが、せめてもの救い。