2017-03-22

MexicoCity.2017.3.21.sunny






私の誕生日に向けて、恋人がわざわざメキシコシティまで遊びに来てくれた。

ふわふわと、ゆるゆると、本当にとても幸せな3日間。

この旅の1つの目的で、会うことができてほっと安心したのか、帰ってしまった後も、不思議と不安や寂しさはなかった。


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ここのところ雨も降らず、ずっと春のようなここちよさ。


P.S.
写真はトルティーヤパーリーナイッの様子。




MexicoCity.2017.3.16.sunny-rainy







以前は野菜はスーパーマーケットで買っていたけれど、最近はメルカド(市場)で買い物をするようになった。

いろいろ理由があるのだけれど、それはまた別の機会に。


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中南米は本当に野菜とフルーツが安い。びっくりしたことがパイナップルまるまる1つが60円くらいから買えること。

ただなかなかパイナップルを1人で1つは食べきれない。
けれど、明日は来客がある。2人なら数日で食べれるはず。
ということでメルカドへパイナップルを買いに出かけた。


スーパーマーケットでは15ペソ(88円)だったけれど、葉が枯れていた為止めておいた。

メルカドで最初に見つけたパイナップルのお値段は28ペソ。少し予算オーバー。25ペソまで下げてくれたけれど、断る。確かに立派で高そうな感じはあったけれど。

2つめに見つけたお店は20ペソ。見るからにおいしそうなパイナップルだったのでこれに決定。
するとお店のお姉さんはパイナップルの葉を取るか聞いてきた。自分で挑戦するのもありだけれどお願いすることに。
すると今度はいつ食べるのか聞かれる。明日食べると伝えると、皮も切り落とすか聞いてくれて、これもお願いする。

アパート包丁は切れ味がよいわけではないので、とても助かる。

"ありがとう"と言ってパイナップルを受け取るとお姉さんはにっこり笑って"またね!"と言ってくれたので、私もにこにこ。

甘い香りがするパイナップルをかかえて、アパートへ戻る。

明日がとても楽しみ。


P.S.
パイナップルはものすごくあまくって本当においしかった!

MexicoCity.2017.3.13.sunny:cloudy






その街について知るにはひたすら歩くこと、だと思っている。

タコス屋さんでタコスを食べる。

メキシコシティはとても、都会で、意外と寒くて、サボテンなんかなくて。

でもタコスやさんだけは、イメージ以上にたくさんある。

タコスは意外と種類がある。
手のひらサイズの小さなトルティーヤ2枚を軽く焼いて、その上に具をのせる。

のせるものはお店によって微妙に異なる。

お肉だけのお店の基本は、以下のもの。
・TRIPA(トリッパ)-モツ系
・SUADERO(スアデーロ)-牛胸
・LONGANIZA(ロンガニーサ)-スパイシーなソーセージ
・PASTOR(パストール)-味付けした豚肉を焼いたもの

注文はこのように、数 DE メニュー名。
"DOS DE SUADERO(ドス デ スアデーロ) スアデーロを2つください"


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お肉だけではなく、"guisad(ギサード)"と呼ばれる。オカズ系もある。

こちらはすでに作られたオカズがいくつか並んでいるので、指をさして、数を言えばOK。


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本当にたくさんあるタコス屋さんの中から、自分のお気に入りのタコス屋さんを見つけた。5個で25ペソなり。



MexicoCity.2017.3.12.sunny:rainy





昨日、空腹のまま屋台のごはんを食べて、誤って辛いソースをたっぷりとかけてしまった為、お腹の調子が悪い。
(以前も中国のカシュガルで空腹に激辛な麺を食べてしまってお腹をこわした)
昨夜は何度もベッドとトイレの往復。腹痛はなかったので食べたもの消化されなかっただけのもよう。水分をとりつつ、体の中のものを全て出し切る。


お腹の不快感がなくなってきた午後に外へ。春のような穏やかな、それでもこれから少しだけ雨が降りそうな匂いがする。なんだか懐かしい。

お土産屋さんをちょっとだけ覗いてから、メルカドへ言って野菜を買う。人参7本に大きいピーマンを買って8ペソ(45円)。安い。

日曜日だからか閉まっているお店も多いけれど、昨日よりも印象が柔らかなものになっていた。

一週間分の野菜を切って冷凍。

少しずつ、少しずつ、生活をしていこうと思う。


MexicoCity.2017.3.11.sunny




エルサルバドルなんかは、確かに鉄格子にショットガンの組み合わせが多かったけれど、特別変な人はあまり見かけなかった気がする。
グアテマラシティも同じく。


メキシコシティはちょっと頭のネジが飛んでいる人が交差点でちらりほらりといたりする。
(ひたすら棒を信号にあてカンカンカン音を鳴らしている人、ブツブツ言いながらフラフラ歩いている人、等)

大きい都市だからか、他の中米国より多い気がする。


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外は賑やかで、私は1人で。
人がなんだか冷たいようで。
わっと不安になって、涙がでてくる。たまにあること。



GuatemalaCity-MexicoCity.2017.3.10.sunny-rainy





お気に入りの喫茶店でコーヒーを飲んで、お別れのハグをしたら、タクシーに乗って空港へ。

3時間前に到着しチェックインして、のんびり出発を待とう。

チェックインカウンターにも、幸いそれほど人は並んでいない。

と思ったら私の前の前の人がびっくりするくらい大荷物で、全く列が進まない。

ようやく自分の番がまわってくる。
案の定、メキシコ出国チケットの提示を求めれる。先日アメリカ行きのチケットを購入したので、それを見せると、きちんと予約されているかチェック。
するとその次の予定とチケットを持っているかも聞かれる。

まさかそこまで確認されるとは思っていなかったのと、アメリカ国内はまだ予定が立っていなかったので、チケットも持っていない。

サンフランシスコから成田行きのチケットは持っていたので、それを見せるとまたチェック。意外と厳しい。


今まで何度かチェックインカウンターで揉めたので、ヒヤヒヤ。
でも無事にチェックイン完了。


自分のチェックインを終えたのは並んでから1時間後。後ろを向くと長蛇の列が。時間はかかってしまったけれどはやめに来てよかった。
それでも搭乗時間まで1時間を切っている。


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おなかがペコペコだったので、急いでピザハットでサラダを食べる。


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予約時、席はAからEまでで、10ドルも払って窓際のE席を予約したのに、実際はFまであるという謎の現象。
クレームを言おうにもそこまでの英語力も気力なく…。
ということは次回のフライトもEを選んだので真ん中になる可能性がある。次はAを選択しようと決意。


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着陸30分前。
外の景色はずっと白い雲の中。だんだん不安になって、気持ち悪くなってくる。

どうやら雨が降っているようで、飛行機は灰色の雲の中に突入。雷も見える。機内は上下に揺れ、モニターは飛行事故時対策のマニュアル映像が突然流れ始める。

たまらなくなって、右隣のおじさんの思わず腕を掴んでしまう。
"すみません"と謝ると、"OK!OK!"とにこにこ。
そして着陸するまでつかませてもらつことにした。迷惑極まりない…


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揺れながらも、無事に着陸。隣の男性には何度もお礼を言ってお別れ。
手の平は汗でしっとり。


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メキシコ空港は意外と広く、おまけに格安チケットだからか荷物受け取り場も遠い。しかも荷物が出てくるのにも40分以上かかっていた。


ようやく自分の荷物を受け取ると、あることに気がつく。

付けていた鍵がない。

中のものは特に取られてはいなかった。鍵は結構高いものなので、もう1度購入するのも嫌。

迷ったあげくクレームを言いにオフィスへ。広いので迷いつつ。

一応紛失届のようなものをもらい、終了。正直あんな小さなもの見つかるわけないだろうと思いつつ。


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そんなこんなで空港を出たのは9時過ぎ。メキシコシティではアパートを借りる予定で、鍵の受け取りの待ち合わせ場所には8時に着くと伝えていたので、急いでタクシーに乗って市内へ。


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無事にアパートの鍵を受け取って、ひと息。
目の前の公園は金曜日だからかとてもとても賑やか。

これから少しだけ、メキシコシティでゆっくりと過ごそうと思う。



GuatemalaCity.2017.3.10.sunny





種類問わず、こころをぎゅっとつかまされるお店に世界で何度か出会った。

イスタンブール、ダッカ、ブエノスアイレス、ルーレオ…


数は多くはないけれど。

そうしてまた出会ってしまったのは、ここグアテマラシティの小さな喫茶店。


入り口から左手にカウンター席、右側に一つテーブル席があって、奥にも小さな部屋がある。

感じたのは本当にとても風通しのよいお店だということ。
座っていると、人の流れが見えてとても心地よい。

朱色の床タイルはところどころかけおちていて、天井も継ぎ接ぎだらけ、イスも小さな穴があいている。それでもテーブルクロスだけはパキッと、とても色鮮やか。

なんだかじわじわと涙が出そうだった。

お店のおばあちゃんがぼんやりしていたり、新聞を読んでいたり、時々話しかけてきてくれたり、それがたまらなく素敵で。

たぶん、きっと、もうグアテマラシティには来ないと思う。
だからこそ、今日、ここにこれてよかったと思った。本当に。

自分の中に記憶として残したいと思う場所があるのは、本当に素敵なことだと思う。

丁寧に写真を撮らせて頂いた。
これでずっと私の記憶の中に残る。






GuatemalaCity.2017.3.9.sunny:cloudy





旅先では、必ず誰かにお手紙を書いて送っている。

チリ、ペルー、エクアドルは見つけやすかった。
コロンビアは私の下調べ不足で、なかなか見つからなかったけれど"472"と書かれた携帯ショップのような場所が郵便局だった。でも街中にはいくつかあった。

コスタリカも、ニカラグアも、エルサルバドルも。郵便局がたまたま移動していたところもあって、すぐに辿り着けなかったということもあったけれど、基本的にわりとスムーズに見つけられた。


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ここグアテマラシティにも、ホステルの近くに大きくて立派な郵便局がある。

さっそく書いた手紙を出しに行くと、警備員さんに"ここでは出せない"と言われ、別の道を指差される。

指差された道へ向かっても、DHL等の宅配会社しか見当たらない。

そこで、もう1度郵便局へ向かう。
今度は別の入り口から。すると今度の警備員さんは"2階で送れる"ということを教えてくれた。大きな建物なので迷ってまた別の人に聞くと案内をしてくれる。やっぱりあの警備員さんが間違っていたのだ。

と郵便局窓口に並ぶ前に、入り口近くの男性に"ここで絵葉書を送れますよね?"と聞いて見るも、首を横に振る。
そして警備員さんと同じように先ほど私がうろうろした道を指差す。

また退散して、街中を歩いて、街中に立っていた警察の人に手紙を送りたいことを伝えると、郵便局を指差す。

しつこいようだけれど、もう1度郵便局へ向かう。
そして、今度は窓口の男性に聞いてみるもやっぱり、送れない様子。

郵便局は存在しているはずなのに、わけが分からなくなる。

しばらく街をうろうろして、ホステルに戻っていろいろと調べてみる。

すると、衝撃の事実が判明。


なんと、グアテマラの郵便局は営業を停止しているというのだ。


ポストカードも販売しているのに…
あんなに立派な郵便局なのに…


ホステルの人に伝えるとホステルのスタッフさんも知らなかったよう。
どうやら、大々的にニュースにはなっていないそう。
そういえば、いろんな人に聞いたけれど、"送れるよ"と言った人たちもたくさんいたから、知らなかったのだろう。



P.S.
写真のアーチ状になっている立派な建物が郵便局も入ってるところ。
中もとても豪華だった。




2017-03-21

GuatemalaCity.2017.3.8.sunny:cloudy






10時にチェックアウトして、トランスメトロ乗り場へ向かう。

念のため自分の乗るバスが目的地へ行くのか聞くと、係りの人が近くにいたおばちゃんに"降りるところを教えてあげて"と伝えてくれた。


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デモに遭遇した為に、乗っていたバスは途中駅で停車してしまう。

バスの中で知り合った別のおばちゃんと一緒に、3人で歩いて目的地まで向かう。

スペイン語を話せない私を見て、ホステルの近くまで付いて来てくれた。
ありがとうとハグをしてお別れ。
中米は本当に旅行者に親切な人が多い。


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宿に到着したらさっそくメルカドへ。
食べてみたかったペピアンという料理を食べる。見た目はものすごくチキンカレーなのだけれど、味はとても不思議。苦いような、ほんの少し辛いような。とにかく不思議な味。


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サンサルバドルもグアテマラシティは隣同士だけれど、街の雰囲気が全然違っておもしろい。





SanSalvador-GuatemalaCity.2017.3.7.sunny





朝6時。
グアテマラシティ行きのバスに乗り、サンサルバドルを出発。
まだあたりは暗い。


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徐々に明るくなり、8時頃エルサルバドルの出国場所手前でバスがとまる。

どうやらここで朝ごはんのよう。

最後のププサを食べて満足。チーズのププサを頼んだのに、出てきたのは違うププサだったけれど、おいしかったので結果オーライ。


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出入国はバスの外にでることなく終わる。前回のコスタリカ・ニカラグア間とは違い、変に手数料も取られなかった。そして係りの人も本当にとても親切だった。


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穏やかに12時前到着。

そのまま市内へのホステルに行くか迷ったけれど、まだ現地の通貨も持っていなかったので、ひとまずバスターミナルに付いているホテルに1泊まることにした。


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すこし休憩して外に出る。
お金を下ろして、トランスメトロと呼ばれるバスに乗って、明日移動するホステルの下見も兼ねてセントロへ向かう。

"1人で出歩くなんて危険"
なんて聞いていたけれど、街中に警官もいるし、道も整備もされていて、きちんとした信号もコスタリカ以来に見た気がする。

ゆるゆると歩いて、ホテルへ戻り、ゆるゆると1日を終える。





SanSalvador.2017.3.6.sunny





朝8時すぎ、宿を出て近くのバス停へ。

ホステルの人からは101番のバスで市内へ向かえると聞いていたのだけれど一向に来ない。近くの人に聞いてセントロ行きのバスに乗り込む。


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緑があって、バスの中に入る光が柔らかで、やっぱり昨日感じた柔らかな印象と同じだった。

目が合うとみんなニコニコと微笑んでくれる。アジア人を全然見かけない為か本当によく見られるし、挨拶もくれるし、とても親切してくれる。

確かに店番のおじさんはショットガンを持っているし、変わらず鉄格子なお店も多いけれど、歩けないほどの治安の悪さは感じられなかった。
もちろん近づかない方がよさそうなところもあったけれど。

うまくは言えないのだけれど、エルサルバドル、とても好きかもしれない。
多分今後ふとした拍子に、ふしぶしに思い出すくらいに。

人が優しいから?
どこか懐かしさを感じる風景だから?
緑が大きから?
いつもながら何がとかははっきりと分からないけれど。

夕方、後ろ髪をひかれつつ、明日発のグアテマラシティ行きのチケットを購入。



P.S.
中米のバスは面白くて、次々と物売りが乗ってきて、車内販売をして後ろから降りていく。バス車内はカオスな状態に。





2017-03-16

SanMigel-SanSalvador.2017.3.5.sunny





8時少し前にホテルを出て、首都サンサルバドルへのバスに乗る。

サンサルバドルへのバスは2つある。
1つは3時間で3ドル。もう1つは2時間で5ドル。

安い方のバスは各バス停に停車するらしく、3時間で到着するか分からないので、2つめのエキスプレスバスを選択。

そのエクスプレスバスだけはなぜかバスターミナルのちょうど入り口に停車している。

5ドルでエアコン付き、さらには映画も流れているというVIP待遇。自由席だったので、1番奥の席へ。


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8時少し前にバスは動き始める。


走って30分ほどして気がついたのだけれど、通路を挟んだ席に座っていた男の子が携帯電話でガンガンに日本のアニメソングらしきものを流していた。


バスに必ず乗り込んでくる売り子さんも来ないし、バスは本当にどこにも止まらずノンストップで走り続け、ちょうど、2時間後にサンサルバドルの東バスターミナルに到着。

降りる時、アニメソングの男の子が"どこに行くの?"と訪ねてきた。

行き先を書いた紙を見せると、男の子も同じ方向らしく、一緒についつきてくれるとのこと。


私が泊まりたい宿は西バスターミナルの方が近いので、まずは西バスターミナルへバスで行ってからそこでタクシーを捕まえる予定だった。

東バスターミナルを出て少し歩いた、ガソリンスタンドの前にバスが1台とまっていた。どうやらこれが西バスターミナルへ行く27番のバスらしい。

30分ほどして西バスターミナルに到着。男の子が駅の係員さんにいろいろ聞いてくれて、スムーズにタクシーに乗れる(3〜4キロの距離で5ドル)。

無事に宿に到着。男の子は最後まで荷物を持ってくれたりとても親切にしてくれた。
事前に情報収集をしていたにせよ、私1人であったらきっと迷ったりしていたと思う。
男の子のおかげで短時間で宿に着くことができた。

ありがとうと、何度も言ってお別れ。

エルサルバドルまだ数日だけれど、本当に毎日親切な人に会う気がする。